子供に乗馬を習わせようと思っている人への私なりのアドバイス

先日「ほぼ無料で子供に乗馬を習わせる方法」という記事をアップしたところ
お客様から色々ご質問をいただきました。

乗馬(馬術)を習うって高額な授業料でしょ!?みなさんそう思ってません?セレブのスポーツだと・・・私は小学生から大学までずっと馬術をしておりましたが、小中学生の頃はほぼお金をかけずに習っておりました。ではその方法をお伝えします。子供に乗馬を習わせたいけどお金がかかるのが怖いと思っている方必見です!方法といっても答えは簡単です日本全国にある日本中央競馬会が運営している競馬場には「乗馬センター」という施設が併設されています。その乗馬センタ

もしかしたら同じように話を聞きたいと思っている方がいるのではないかと思い、さらに掘り下げてみようと思います。

※20年間馬術をしていたのでそれなりの知識はございます。
しかし馬術はスポーツですので練習方法や練習場所に正解はございません。あくまでひとつの意見と思ってご覧ください。
あと馬術は決してセレブとかお金持ちスポーツということはありません!私もほぼ無料で習っていましたし、皆さんもお金をかけずに始めることはできます。テレビや本でセレブ感を演出した為に出来上がったイメージだと思います。

乗馬を習い事としてやる動機は?

子供の頃から馬術をする人に多い動機がこちらです

  • 将来的に競馬のジョッキーや厩務員など競馬の世界へ行きたい
  • 動物が好きで大きな馬に乗れる馬術に興味がある
  • 観光牧場の体験乗馬などで魅力に気付いた

だいたいこのくらいの動機が多いです。
最初から障害馬術で高い障害を飛びたいや、馬場馬術で大きな馬を操りたいという
希望を持って馬術の世界に入ってくる子供はほぼ皆無です。
※もちろん親が経験者や業界の人間の場合は別です。

ではそれぞれどういった場所で習うのがベストなのか?

前回の記事で書いた競馬場付属乗馬センターの少年団というのは近くにあれば最高の環境だと思います。全国に少ししかございませんが・・・

馬というのは自転車とは違い、そう簡単に乗りこなす事は出来ません。
乗馬クラブで高い授業料を払おうが、少年団でほぼ無料で習おうがやることは一緒です。
曳馬(ひきうま)といって引張ってもらう馬にまたがるところから始まります。
この曳馬をしばらくしてから早足といってスピードをあげたりするのですが、そこまですぐには辿り着きません。

ただここで乗馬クラブのメリットが早速あります。

競馬場付属の乗馬センターは長期休みを除き、土日の午前中しか乗れません。
しかし乗馬クラブは学校帰りでもクラブが開いていれば乗るチャンスはあります。

初期段階では何回馬に乗ったかという事が技術の向上に直結します。つまりこれは大きなメリットになるのです。
また自転車やスケートと違い、馬は生き物ですので自分の都合ではなく馬の体調を見ながら乗らなければなりません。何時間も練習に付き合わせるわけにはいかないのです。

学校帰りに乗馬クラブがあって、夕方はいつも馬に乗っている子供はあっというまに上達します。
乗馬クラブ、競馬場の乗馬センターどちらで習うのも不正解ではございませんが、乗馬クラブの方が上達が早い傾向にあります。

まとめ

  • 学校のクラブ活動も含め、色々な体験から子供の成長を見守りたい場合乗馬センター
  • せっかくやるなら本腰を入れて、全日本ジュニアや国体を目指したい場合乗馬クラブ
  • 中学卒業後に競馬学校に入学し、ジョッキーを目指したい。どちらでも大丈夫
    (競馬学校騎手課程は中学卒業後に入りますが、馬術経験の有無はないです。)
  • 馬との触れ合いから優しい心を身に付けたい場合どちらでも大丈夫

この乗馬の記事がとても人気あるので、独立した「乗馬の勧め」というブログを作りました。かなり詳しく書いていますのでご覧ください。