まもなく閉店の川甚さん

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中村 雄太郎

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1月末で231年の歴史に幕を閉じることになった老舗「川甚」さん(柴又)

ランニングで近くを走っていたので、閉店まで間もなくという状況の

お店前まで足を延ばしてみました。

同じ飲食店として、これまでの歴史へのリスペクトと、本当にコロナが

飲食店をつぶしているという状況をお伝えしたくてこの記事を書いてみました。

※閉店を発表されてから、予約が殺到したらしく

現在予約なしでの入店は不可能だそうです。

ランニングをしていて土手から見えるのは川甚さんの大きな建物。

私が大好きな「男はつらいよ」第一話で、さくらと博の結婚披露宴が行われたのも

川甚さんの宴会場です。

これだけの大きさの宴会場で、お客さんを受け入れていたのですから、

同じ飲食店として繁盛時の忙しさが想像できます。

駐車場もかなり大きく、自前のマイクロバスを持っています。

ホームページを見たところ10名以上の予約をすると、無料送迎が可能だそうです。

もちろん私も入店は出来ませんでしたので、外観だけの紹介です。

立派な建物が2つ。

この建物いっぱいにお客さんが入ったら厨房はどれだけ大変でしょう。

店の周囲には予約をしていないけど、入店できないかと訪れているお客さんがちらほらいらっしゃいました。

そのうちの一組の夫婦が私に声をかけてきたのです。

夫婦「予約していないと入れないのかご存じですか?」

私「そうらしいですよ」

夫婦「私達の結納も、子供の成人も、子供の結納も全て川甚さんでやっていたのに

最後に入れないのは寂しいわ」

私「そうなんですね。店のスタッフにキャンセル待ち出来るか聞いてみたらどうですか?」

夫婦「先ほど聞いたらキャンセル待ちも出来ないらしいのよ」

私「そうなんですね。残念ですね」

そのような会話をしてきましたが、周囲にも似たような感じの人がたくさん訪れており、

皆さん「残念」そうな顔をして帰って行かれました。

その姿、会話を聞いていると単純に長い歴史だけでなく、地元の人々にとって

無くてはならない店などだと痛感したのです。

歴史とは年月だけでなく、人々の心の中でも過ぎている物なのですね。

入口にはお稲荷さんも

大きな入口。積みあがった樽。たくさん入る傘入れ。

全てがこの店の規模を物語っております。

同じ飲食店として、当店はまだまだ若輩者ではございますが、川甚さんのように多くの人々に愛される店作りを心掛けなければと強く感じる訪問でした。

川甚さんの関係者の皆様、取引先の皆様長い間本当にお疲れさまでした。

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